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初回の挨拶と武宮先生のお言葉

皆さん、初めまして。icamで取締役、メンターをしています田中貫平と言います。


「終わりよければ全てよし」ということわざは有名かと思います。一方で聞き慣れませんが、「始まりよければ終わりよし」ということわざもどうやらあるそうです。四字熟語ですと「首尾一貫」という感じになるでしょうか?


いつまでこのブログが続くのか、はたまた誰か別の方も書いて下さるのか、それは正直誰にも分かりませんが、この最初のブログはこれからのブログたちの下に埋もれていくでしょう。でも、もしかしたら読んでくださる方が、「最初のブログには何が書かれていたんだろう?」と思って確認してくれるかもしれません。その時、私自身は今は、「まあそれなりのものは書いておかないとな」とか「恥はかきたくない」という気持ちがありますので、そういう意味でもこの初回は、堅いのですが真面目な内容にしたいと思います(基本的に私は「平均」からするとだいぶ真面目な部類に入るかと思うので、軽い感じの内容もこれからは混ぜてもいけたらなと思います・・・でも今のままですとまだまだ毎回堅くなりそうです(苦笑))


誰しも、それは人間だけでなく、どんな生き物もそうだとは思うのですが、空気と水、これら2つは生きていくため、そして成長の下支えのために原則的に必要不可欠です。それ以外のものに関しては、それぞれの生き物によって必要なものは変わってくるでしょう。


また哺乳類においては、自分以外からの「愛情」というものも成長のために必要となります。哺乳類の中で私たち人間にとっては、それは程度の差こそあれ、愛情も空気や水と同様に一生を通じて必要なものなのでしょう。


また、上の3つ以外にも、人間においては「言葉」というものも大切となります。文字として読む人にとっては「視覚」で、話を聞いている人にとっては「聴覚」で、そして、盲ろうの人にとっては点字を通じての「触覚」で、その「言葉」が成長のために必要になります。


私自身は、これからご縁のある方々に対して何を提供できるのか。それを考えた時、自分自身がとめどなく流れる空気なり水のような感じであり続けながら、同時に自分が発する言葉によって、老若男女背景を問わず、その人が可能性を伸ばして成長し続けてもらえる、何か栄養のようなものを提供できたらと願っております。そして私自身もそのようにご縁でお会いできた方々との対話を通じての「言葉」、それによって自分の内側の水と空気の純度を高めつつ、心の中で未開拓な部分にも足を広げて、これからも成長していきたいと思います。


「ブログを書いてみませんか?」と最初に提案を受けた時、何の話を含めるのか、直感的に決めていました。


今回は私が中学高校で通っていた六甲学院の初代校長である武宮隼人先生のお言葉をお送りしたいと思います。


すべてのものは過ぎ去り そして消えて行く 

そのすぎ去り消えさって 行くものの奥に在る永遠なるもののことを 静かに考えよう


戦争に突入する前の軍国主義下の日本において、キリスト教系の学校の初代校長、しかも弱冠35歳での就任。武宮先生が感じられたであろうその重圧というものは平和な時代に生まれた私には想像しがたいものがあります・・・「先生はそのような運命なり星の下で生まれた、だからそういう苦難も乗り越えることができたのだろう」とストレングスファインダーで「運命思考」がある私などは安易に考えてはしまうも、先生のご葛藤は如何ほどだったのか、やはり思わざるをえません・・・。ちなみに、先生の大変だったエピソードを中学時代に当時の校長先生から教えていただいており、今もおぼろげにですが覚えています。興味がある方はいつか直接私まで聞きに来てください。


さて、武宮先生のこのお言葉の中で、「永遠なるもの」という言葉がでてきますが、皆さんはこの言葉から何を、あるいはどのように連想されていくでしょうか?


私自身は、いつかそれを具体的に体感できないかなと時々妄想してしまうのですが、そもそもこの言葉自体は何か仰々しいかもしれませんよね?知りませんが(苦笑)・・・。


「永遠なるもの」という言葉がそんな感じに思われるのでしたら、「本当に大切にしているものや価値観」に変えてみてもよいかもしれません。


時間自体は過去から現在、未来に流れていくものですが、その変わらない時の流れの中にあってなお変わらない、あなたが本当に大切にしているもの、それって何でしょうか?・・・「本当に」って、でもそこまで言われたから、少し立ち止まって考え出してみると、意外と難しくて悩んだりしてしまう方もおられるかもしれませんね・・・ちなみに、「、」や「・・・」が書かれている時には、しっかり読むスピードはゆっくりとされてみてくださいね。


私自身は医師として、そこは本当に病名なり病気の種類に関係なく、多くの患者さんたちを、見たり、観たり、診たりしてきました。そして、今は看とることはなくなり、比較的に健康な患者さんやクライアントさんたちも、観たり、診たりすることが多くなりなりました。ただ、以前は亡くなられた方々も「看たり」もしてきました・・・ところで「看る」ことに関して一番長けている医療者は医師ではもちろんなく、看護師でありますが、看護という営みの奥には、それは生みや育ての親のものではないかもしれないけれど、「愛情」という何かも存在しているのだと私は思います。


そのように病気になってしまった、あるいは去り逝く目の前の患者さんたちを「み」てきた医師としての経験なのですが、きっと本当にあなたが心から大切にしているものや価値観、それが分かったのなら、いずれ誰しもお迎えの日は迎えるのですが、その時、自分自身、そして周囲にも笑顔でいられるのかなと思うのです。そして、これは今は健康である方たちに向けてのメッセージにはなるのですが、これが全てではないと前置きはしますが(実際は病気になる原因や理由は複雑でありますから)、「本当に大切にしているものや価値観」が分かっていなければ、「病気になってしまう可能性はそれが分かっていた場合と比べて高くなってしまう」、そのことは無理なく想像していただけるかと思うのです。ですので、ご自身の内側の宝物をまずは深く自覚してもらいたいのです。


・・・宝物を探しにいくこと、それは人によってはもしかすると「悩む」ということなのかもしれません・・・。私の心からのアドバイスは、それでも今のうちから小出しでよいので小さく悩み始めてもらうことです・・・正直、それはさまざまな理由からでしょうが、人によってはもしかするとそもそも悩みが大きすぎて、それこそ大きな勇気なり決断も必要になってくるのかもしれません。もしそうであったとしたのなら、HPでは書かせておりますが、ご自身があらかじめ教えてくだされば、私は全力で私自身の存在感を薄めて、ただただ「聴く」こともできます。思春期以降でしたら年齢は問わず、ご自身が心から大切にされているものや価値観を確信をもって知りたい、とにかく悩みを軽減したいというご希望がありましたら、是非とも個別のセッションの中でお話しいただければ心より幸いです。


ちなみに武宮先生のお言葉は石碑に刻まれているのですが、それは学校が建てられて間もなくして、神戸で大雨によって土砂崩れが起き、その際に山から転がり落ちてきた立派な石がその石碑となったと思われます。今はうんともすんとも動かない立派な石、それが私たち一人一人である、とも考えられるかもしれませんね。長い年月が立てば、それこそ風化したり、あるいはその前にまた何かしら大雨で違うところに流れていってしまうのかもしれません。でも今はその石碑は学校で過ごす生徒たちを見守りながら、メッセージを発し続けています。あなたが心から外に向けて発したいメッセージは何であるのか、それが分かることは幸せなことではないでしょうか。


・・・何か仰々しいかったなあとは思うのですが、最後に、水と空気、これら2つはあまりにも当たり前すぎて普段は意識をすることもないかもしれません(あ、あと忘れていました、愛情もですね)。ただ、これは私の経験論ですが、私たち一人一人がそういう当たり前のもの、当たり前のことを身近な人同士で日頃から大切にし続けていれば、何か特別なことをしなくとも基本的には心も体も長く健康でいられると思うのです・・・「よく分からないが、とりあえず健康のため」みたいなかるーいお気持ちで来られていただいても私は嬉しいですし、悩みがそもそも何であるか分からない方は、一緒に悩むことができるようお手伝いできればと思います。そして、今現在において非常に深く悩んでおられる方はそれを少しでも軽減できるよう、私が提供できるものでお役に立てれば幸いです・・・あと、すでに体なり心の病気をもっておられる方も、マインドフルネスやマインドフルネス瞑想を習得して病気と上手く付き合っていきたい、あわよくば治したい、そういう思いがある方もよろしければご連絡ください。私自身は体の病気を何とか心理療法の類で治せないだろうかと最近は常日頃考えている変わり者です(そんな人って誰かほかにいるのかなあ)・・・でも、きっと「誰もが本当にユニークな存在であること」、思えば事実でありかつ真実でもあるそのこと、深くご縁があった人において同じ人は誰一人としていなかった私自身の経験も踏まえ、本当にそれはそうなんだろうと私は思いますし、「そうであるんだ!」と誰もがありありと感じられる、そんな風な形で私自身これからご縁のある方を援助させていただければ心底嬉しいです。


ここまで長くお付き合いいただき、ありがとうございました。こんな私ですが、どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。


今回ブログを書くにあたり、最初にご提案いただきましたApollo&Char Companyの宅間さん、そしてHPを含めて今回のブログのプラットフォームをご準備してくださった青山さんには深く感謝申し上げます。そして、インターネットやAIなどを生み出した人間の叡智、もう空気や水のように当たり前にはなってはしまいましたが、これからもたくさんお世話になりますし、忘れないよう最初に感謝をお伝えします。


本当に最後。いよいよしっかりと寒くはなりましたね。私もですが、どうぞ皆さん、心身ともにご自愛ください。


【当ブログにおけるテクノロジーの使用など】

  • 音声文字起こしアプリ

  • 無料の画像生成AI

 
 

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